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写真:中小河川用水位計(左)とアラーム通知例(右)、新聞:導入事例の紹介
身近な災害:洪水被害から、人命と動産を守りましょう。
装置概要
川や用水路などの脇に取り付けて、水面の高さ(水位)を定期的に計測する装置です。計測した水位情報は、指定連絡先へ報告されます。平常時は、日に1~数回の水位情報を送ります。指定水位を超えた時は、ほぼリアルタイムに水位情報を報告します。水位情報と報告量の多さから、危険を察知する装置です。洪水の可能性を早く知らせることによって、避難行動の時間を確保する目的で開発された装置です。
増加する記録的な大雨
下の表は、気象庁発表の気象事例から「記録的な大雨」と記載があった回数を年毎に纏めたものです。数年前まで年に1度あるか無いかの記録的な大雨が、2015年からは毎年のように起こり、北海道から九州まで日本全国で被害のつめ跡を残しています。過去の経験や地域を代表する予報だけでは避けられない時代になりました。
年 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 |
記録的大雨 の回数 |
3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 3 |
被災地域 | 西日本~ 北日本・ 紀伊半島・ 新潟県や 福島県会津 |
島根県 | 関東・ 東北 |
北海道・ 岩手県 |
西日本 | 西日本 | 関東・ 東北・ 九州北部 |
参考資料:気象庁 災害をもたらした気象事例 から
1回の記録的な大雨被害が1兆円を超えるような時代になりました。2019年には気象庁から「命を守る行動を」と言う発表を数多く聞くようになりました。洪水被害から、人命と動産を守りましょう。
地域住民ファーストな装置
当社の水位計は取り付けが簡単なこと以外にも、地域ファーストな特徴を備えています。 地形や雨の降り方や水の利活用方法などにより、増水の傾向は川ごとに季節ごとに変化します。当社の水位計は、危険を感知する条件を現場に行かなくても変更できる機能を持っています。
状況に応じて選べる水位計:中小河川や用水やため池に活用できる水位計を以下の2種類から選べます。
1:国交省中小河川緊急治水対策プロジェクト向け危機管理型水位計(型式:KKS)
2:Eメールによる地域の監視環境に応じたアクア・イー・モニター水位計(型式:AEM-R)
危機管理型水位計(型式:KKS)は、国交省の主催したオープンイノベーションに参加して開発した水位計です。国交省指定のクラウドサーバーへ水位情報を送ります。国交省から運営委託を受けている(一財)河川情報センターの「川の水位情報」で、水位情報を確認できます。身近な河川以外にも全国の状況を確認できます。
アクア・イー・モニター水位計(型式:AEM-R)は、地域産業発展のために販売中の遠隔伝送装置をベースにした水位計です。公共機関に送られる水位情報を自治会や商工会も同時に入手したい, 情報を自動的に送って欲しい と言う要望に対応した装置です。水位情報は指定された20ヶ所のメールアドレスへ直接送信されます。スマートフォンにも送信可能です。装置は自主管理が可能であり、設定条件を適宜、容易に変更できます。河川工事において、特定期間だけ利用する企業もあります。
当社の水位計は予算・利用時期・場所・水位情報の受け取り方などの条件に応じて、最適な装置をご提案できます。